境界面自動平衡式レベル計シリーズは独特の性能を持つ各種センサを自動平衡機構と組み合わせたレベル境界面伝送器です。 測定条件に適したセンサを用いることにより数多くの困難なレベル計測を可能にしています。 それぞれの物質における最も適した検出原理のセンサを用います。
レベル連続指示伝送器NQC型・NSC型はタンク中の粉粒体面、界面のレベルを境界面自動平衡機構により各種統一信号に変換します。
測定スパンは0~0.5m から 0~10mまでの任意の設定(納品後の設定変更は当社にて可能)になります。
シールパイプにかかる荷量が大きくなる場合はサポートを増加して補強します。駆動機構は堅牢な設計で長期の激しい使用に充分耐えます。電子回路も高信頼度設計です。
あらゆる物質は固有の誘電率、導電率といった電気特性をもっており 測定したい境界面を生成する各々の物質に差があれば測定できます。 タンク内にシールパイプを設け、その中に小さな可動電極を降し、シールパイプの隔壁を 通して測定物の境界面を検知しサーボメカニズムで自動平衡させ、その位置を統一信号に変換し伝送します。
粘度値の差を利用してセンサを常に境界面の位置に追従させることによって、 被測定物の水分含有量・温度・湿度・誘電率・色調などの変化による誤差のない正確なレベルを統一信号に変換し伝送します。 活性汚泥や砂の沈殿境界面測定に適します。
シールパイプを貫通したフロートを液面に浮べ、シールパイプの中に小さな可動電極を降し、 シールパイプの隔壁を通して測定物の境界面を検知し、サーボメカニズムで自動平衡させ、 その位置を統一信号に変換し伝送します。
全く新しい測定理論によりあらゆる条件の測定物に採用できます。
粉粒体、濃縮スラリー、工場廃水、し尿などの高導電率粘性体まで高い精度で測定できます。
プロセスオンラインでの付着、堆積といった過酷な条件でも高い安定度を発揮します。
短かい検出電極と上下の補償電極により誤差が著しく少なく、天板、底板への付着による影響がありません。
サーボメカニズムによる自動平衡型で高精度です。
非接触で駆動系のトラブルがありません。
高圧・真空の環境でもシールが出来ます。
特別に高い信頼度で外気とタンク内とを完全に分離する必要がある流体(猛毒、空気に触れると発火・爆発する)にはガイドパイプにSUSを使用しての完全溶接がフロートタイプでは可能で最適です。
上層液と下層液の明確な界面測定は勿論、中間に生成するエマルジョン層の上面・下面の界面測定も可能です。
シールパイプ中に降ろす可動電極は電気部品を全く使用しませんので材質の持つ性能まで高温に耐えます。
無接点回路の採用で故障が少ない。
計器が万一境界面をエラーした場合、可動電極はゼ口指示側、又はフルスケール側で停止するフェイルセーフ設計です。
測定範囲 | 最小 0~500mm , 最大 0~10m (中間レンジも可能) ※納品後の設定変更は当社にて可能 |
測定精度 | 0.5%±1mm (標準液) |
出力信号 | DC4~20mA DC1~5V ※いずれかの1信号 |
入力電源 | NQC-10型: AC105V/210V 50/60Hz 又は DC24V NSC-10型: AC105V/210V 50/60Hz NQC-V型: AC105V/210V 50/60Hz 又は DC24V NQC-F型: AC105V/210V 50/60Hz 又は DC24V |
消費電力 | 50W |
直線性 | 0.5% 以下 |
追随速度 | 2500mm/min |
絶縁 | DC500V 50MΩ以上 (入力と電源および出力間) |
許容温度 | 検出器: MT-4型: -25℃~+200℃ (仕様により異なる) 電源: PS-5型: -10℃~+50℃ 電源: PS-9型: -10℃~+50℃ |
許容圧力 | 検出器: 2MPa (20kg/cm2G) (仕様により異なる) |
重量 | 検出器: MT-4型: 23.7kg 電源: PS-5型: 7.6kg 電源: PS-9型: 10.4kg |
寸法 | 検出器: MT-4型: 233(W)×380(D)×450(H) 電源: PS-5型: 250(W)×145(D)×275(H) 電源: PS-9型: 256(W)×150(D)×310(H) (mm) |
取付方法 | 検出器: フランジ取付 等 |
材質 | 検出器: ポリカーボネイト PTFE ダイフロン 塩ビ FRP パイレックス アルミナ 等 ケース: 軽合金メラミン樹脂系焼付塗装N7 耐塩塗装ケース 等 |