製品名

インピーダンス式 液面計

型式

非防爆 IP-QBS-FL型
本質安全防爆 IP-NSB-FL型

製品特徴

従来の液面計では測定が難しい導体、良導体の測定に適した液面計

主な
測定物

電解質溶液

海水、塩水、醤油、酸、アルカリ溶液、溶融塩 等

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電解質溶液
概要

本器は測定対象が導電性流体の場合における液面測定に最適な インピーダンス式液面計 です。
あらゆる物質を電気的に大別すると、油、純水、合成樹脂等の絶縁体と金属類の良導体と、その中間体の導体となります。 導体は、溶融塩、塩、酸、アルカリ水溶液等の電解質溶液、カーボン粉末等で、検出器(電極)に付着、ぬれ、結晶が生じる為、 従来の静電容量式や差圧式では測定不能な場合が多いですが、ディテック製IP型はこのような導体、及び良導体に対しての専用器として開発しました。

測定
原理

タンク内が空(付着等も含む)の時には無制限に直列抵抗がシリーズに並び、 流体が充たされた部分は並列抵抗に置き換える液絡により短絡したのと同様になり、あたかも流体のポテンショメーターと考えることが出来ます。

インピーダンス式液面計の測定原理
構造

流体に適したインピーダンスのエレメントをタンク内に設置します。 測定流体の充たされた位置までエレメントが流体により短絡され、エレメントに定電流を流せば生じる電圧はレベルに反比例します。 (容器がGLやFRP等の場合、液絡電極を設けます)これを統一信号に変えてレベル信号を発信します。

特徴
    1. 導電性が大きく付着性が大きい流体が高精度で測定できます。
      (差圧式、静電容量式では不可能な流体に適します。)

    2. 圧力、比重の影響を受けません。

    3. 簡潔な原理、構造のため信頼度が高い。

    4. 性能に影響なく検出器と変換器の分離設置が出来ます。

    5. 雷の発生が激しい場合には落雷用アレスタにより安全です。(オプション)

      落雷用アレスタ ページはこちら

仕様
測定範囲 0~10mの任意の範囲 (仕様により異なる)
出力信号 DC4~20mA DC1~5V ※いずれかの1信号
入力電源 IP-QBS-FL型(IPS-0F型): AC105V/210V 50/60Hz 又は DC24V
IP-NSB-FL型(PS-2型): AC105V/210V 50/60Hz
消費電力 10W
直線性 ±2% FS
許容温度 検出器: -25℃~+900℃ (仕様により異なる)
変換器: IPS-0FL型: -10℃~+50℃
変換器: ITR-2FL型: -25℃~+70℃
電源:  PS-2型:    -10℃~+50℃
専用ケーブル: DSC-15型(高精度型): -10℃~+60℃
専用ケーブル: DSC-05型(小型):   -10℃~+60℃
専用ケーブル: DSC-13型(耐熱型):  -50℃~+200℃
許容圧力 検出器: 20MPa (200kg/cm2G) (仕様により異なる)
重量 変換器: IPS-0FL型: 5.5kg
変換器: ITR-2FL型: 4.3kg
電源:  PS-2型:    7.6kg
寸法 変換器: IPS-0FL型: 216(W)×125(D)×259(H)
変換器: ITR-2FL型: 200(W)×149(D)×220(H)
電源:  PS-2型:    250(W)×145(D)×275(H) (mm)
取付方法 検出器: フランジ取付 等
材質 検出器: SUS304 SUS316 ニッケル タングステン チタン
     タンタル 金 白金 PTFE アルミナ パイレックス 等
ケース: 軽合金メラミン樹脂系焼付塗装N7 SUS304 耐塩塗装ケース 等
製品構成

IP-QBS-FL型(非防爆型)
<変換器分離型>

検出器と変換器で構成し、検出器と変換器間は専用ケーブルで接続されています。

製品構成

IP-NSB-FL型(本質安全防爆型/i3nG5)
<完全分離型>

検出器と変換器と電源で構成し、専用ケーブル及び4芯制御ケーブルで接続されています。 また、変換器は危険場所設置可能型ですので専用ケーブルを短かくすることができ、ノイズを拾うことも少なく安定した性能を得ています。IP-QBS-FL型と同一特性を持っています。

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