本器は製造プロセス内の粉粒体が帯電した静電電圧を測定するプロセス用 静電電圧計 です。 帯電電圧の測定は各種樹脂の重合反応状態、及び塊りの生成を判断する指標となり製品の品質向上、及び生産の効率化、安定化に貢献します。
帯電電流の測定にはプロセス用 静電電流計 があります。
プロセス内へ集電電極を設け外気とのシールを行い平板電極へ静電電圧を導きます。 平板電極と所定の間隔をもって対向した振動式センサにより、極性に対応した位相と電圧に比例した振幅の交流信号に変換します。 集電電極の絶縁抵抗のみで高い入力抵抗が得られる為、電荷の少ない粉粒体の測定に最適です。
集電電極からの静電電圧が導かれる平板電極と、検出電極との間に接地された絞り板を設けています。 絞り板が全開では検出電極に誘起される電圧は最も高く、絞り板が全閉では検出電極に誘起される電圧は最小となります。 この絞り板を一定の振幅で振動させることで交流信号を得ます。 平板電極の帯電電圧が正では、絞り板が開くと正の電圧が検出電圧に生じ、負の場合は逆となり 検出電極に生じる交流波形の波高値が、電圧に比例し位相弁別により正、負の電圧信号を得ます。
測定範囲 | 0~±20kV 0~±50kV |
出力信号 | DC 4~20mA |
入力電源 | AC100V 50/60Hz |
消費電力 | 12W |
耐電圧 | 20KV 50KV 等 (仕様により異なる) |
許容温度 | 検出器: 0℃~+150℃ (仕様により異なる) |
許容荷重 | 検出器: 先端荷重にて1000kg (仕様により異なる) |
許容圧力 | 検出器: 2MPa (20kg/cm2G) (仕様により異なる) |
重量 | バリア: 0.15kg 監視装置: 1.8kg |
寸法 | バリア: 14.2(W)×93.5(D)×61.5(H) 監視装置: 205(W)×205(D)×104(H) (mm) |
表面処理 | 検出器: バフ 電解研磨 等 |
取付方法 | 検出器: フランジ取付 等 |
材質 | 検出器: SUS304 SUS316 PTFE セラミック 等 ケース: 軽合金メラミン樹脂系焼付塗装N7 SUS304耐圧ケース 耐塩塗装ケース 等 |